2006/12/15

ああ地元

道内市町村05年度決算 歳入6年連続減 実質収支の赤字団体は小樽、留萌、夕張

リンク先のブログは地域医療・自治体病院の経営をテーマにしている先生のものなので、「このような財政状況なのに200億円以上のお金をかけて新しい病院を作ろうとしている」小樽市について言及されている。

小樽もひどい話だなと思ったがやはりここは自分の地元が気になったので、基のデータを見てみることにした。このデータを発表しているのは北海道で、市町村課のページから閲覧することができる。「北海道市町村の決算の概要について」という項目がそれだ。

なにしろ自慢ではないがわたしの地元は20年前にはあの夕張市と毎年毎年人口減少率全国ワースト1を競い合い、「もうすぐ20万人」と聞いていた人口が今では10万人を切ってしまった、元「鉄の街」現「焼き鳥の街(「ボルタの街」「クジラの街」でも可)」。去年あたりから殿様である某巨大製鉄企業の業績好調のため税収も増えたとは聞いてたけど、物心ついたらもうなべ底不況だった世代としてはにわかに喜びがたいわけで。

ということでまず見たのが市町村の財政状況(平成17年度決算)(Excelファイル)。数字の見方はコチラ

「財政力指数」が意外とよい(札幌市並)なのに驚く。経常収支比率、公債費負担比率なども(道内平均よりは)よさげ。巨大製鉄企業様さまですな。

ちなみに道内でもっとも財政力指数が高いのはあの原発村。ご近所町村とは桁違い。次も発電所がらみでカネモチらしいここ。それに続くのは国内最強航空旅客路線をもつ空港があるここここ(ただし、財政力指数が高い理由は空港のおかげというわけでもなさそう…よくわからず)。

北海道市町村財政比較分析表というものもあった。こちらは市町村ごとにいくつかの指標について、財政力または財政規模の類似した団体(北海道以外の団体を含む。)との比較・分析を一覧表にまとめたものだ。

これによるとわたしの地元は「財政力指数:大手企業等による法人税割の増収はあるものの、生活保護費など扶助費が多額なことや高齢化率が高いことなどにより、類似団体の平均を下回っている」であり、「人口1人当たりの地方債現在高:建設事業の厳選による起債発行の抑制に努めているが、人口減少が著しいため類似団体の平均を上回っている」であり、「給与水準の適正度:本市では早くから国公準拠を基本とした給与水準の適正化に努めてきており、ラスパイレス指数は類似団体の中でも低い水準にある」ということだった。

なんつーか……、閉山しなかった夕張って感じ……。

なんとかがんがってもらいたいんだけど、それは遠くに離れたものが言うべきではないのかな。

遠くにいながらでも手助けするすべがあるといいんだけど。

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2004/06/29

駿ふう

さて、2日目。この日と次の日は、それぞれ事前に申し込んでおいた
日帰りバスツアーに参加する。
それぞれ大変すばらしい眺めで、日本にはないカレドニア山系の
なだらかな山容とそこに広がるヒースの荒野だとか、
ネス湖のほとりのアーカート城はじめ点在する古い石造りの城だとか、
いろいろなものを見たのだが、このblogではそういう
感動してアタリマエのことはあまり書かない方針なので、
このへんにしておく。
(希望する方には写真とビデオと現地購入ガイド本を用意しております)

で、代わりに何を書くかというと、エジンバラの町並みについてだ。
もちろん、中世から続くエジンバラの石造りの町並みについて、
どんなガイドブックにも載っているようなことを書いても
つまらないだろう。

エジンバラの中心部の町並みを見てわたしが思ったこと、それは
「宮崎駿(のアニメ)だ~」
であった。
エジンバラの町は深い谷を間に新市街と旧市街があり、新市街の側は
裏がすぐ海につながっていたりして、とにかく平らなところがあまりない。

そんな町の、新市街側から旧市街のほうをみると、
3~4階建て(例の半地下形式だ)の石でできた建物がいくつもいくつもいくつも
連なっていて、間には道路も見えず緑もない。
そのさまは、宮崎駿のアニメに出てくる都市の描写そのものだ。
たとえば「天空の城ラピュタ」の冒頭、主人公がかけぬけていく
谷から何層にもわたって聳え立つ建物でできた町並み。そして、その端っこ、
むき出しの岩盤の上にこれもまた幾重にも渡って増改築を重ねられてきた
エジンバラ城がある。

わたしは、格別宮崎駿アニメのファンというわけではないので、
彼が何にインスピレーションを得てあのような町並みを繰り返し
描いているのかはわからない。
もしかしたらエジンバラに限らず、ヨーロッパにはこのような町が
たくさんあるのかもしれない。

だがなんとなく、石でできた町並みは、宮崎駿アニメが描く都市の
重苦しさに似ているように思われた。
あの石造りの町(当然道路も石畳だ)の圧倒的な「伝統の重み」は、
旅人として訪れると感動的だが、その地に住み新しい何かを求める人々、
簡単に言えば反抗期の若者とかそういう人にはちょっとツラいんじゃないか。
多少逆らってもビクともしない街・・・。

そんなところからブリティッシュロックの話などにつなげると
また陳腐になりそうなので、このへんでやめておく。

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従五位下のドタバタ

ホテルに着いた。Royal Terraceという名のそのホテルは、
昔のタウンハウスの一部がホテルになっている。

こぢんまりしたロビーから通されたのは、半地下の部屋だった。
イギリスのタウンハウスは、道路から少し離れたところに建物を建て、
道路との間を掘り込んで地下の部屋にも窓を設けて日が射すように
してある、と玉村豊男の「ロンドン 旅の雑学ノート」に
書いてあったが、そのとおりのつくりの、半地下の部屋だ。

部屋は広く、日本人的にはクイーンサイズみたいなでかいダブルベッドと、
一人用のソファーとテーブル、クローゼット、デスク、暖房器具などが
備え付けられている。
洗面所(且つトイレ且つ風呂)もがらんと広い。
まあ悪くない部屋だ。

しかし地下か・・・とわたしはフクザツな気持ちになった。
同じ玉村豊男の本には、
「半地下の部屋は使用人などのために使われた」
とあったのだ。
あー、「地下(ぢげ)の者」ってやつね・・・

まあ部屋は日本人的には申し分のない広さだし、文句を言うほどでも
ないのだが、どうも日が悪かった。
びっくりするようなドタバタという足音が頭上から聞こえてきた。

頭上のパーティールームでは結婚パーティーが開かれていた。
ドタバタというのは、おそらく地元民であるパーティー参加者が、
地元の民謡に合わせてダンスを踊っている音であった。

ドタバタは朝の3時ころまで続いた・・・

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表意文字ってすばらしい

国内線は左右3席ずつの2列、というローカル風味たっぷりの
小型機だった。日本だったらJAS線だ。
そして座席も模様入りのクロスなどではなく、
これまた路線バスふうのビニールクロスだ。短パンなんかを穿いていたら
ぴったりくっついて気持ち悪いところだが、ここにそんな人はいない。

座席を見つけて座ろうとしたら、そこにおばちゃんがいた。
一見して東アジア人、でも身なりなどからして日本人ではない。
こちらの切符を見せたところ、向こうも切符を見せてくれた。
われわれは通路側で、彼女は窓側だ。
しかしそこには西欧人のおっさんが座って寝ていた。
「あのお、そこ彼女の席なんですが」
「おお、これはすいませんね」
おっさんはあっさりよけてくれ、おばちゃんは大変喜んでペラペラ
しゃべりだした。同胞と思ったようだ。で、ワレワレが困っているのを
不思議そうに見る。
「えーと、どちらから来たのですか?ワレワレは日本人です」(英語)
おばちゃんは英語はわからないらしい。ポケットから紙を取り出した。
そこには英語と、その訳と思われる中国語が書いてあった。
「わたしは中国から来ました」
「わたしはエジンバラに住む息子に会いに来ました」
は~、中国のおばちゃんでしたか(わたしは中国語とハングルの区別がつかない)。
ならば、ということでペンを取り出して筆談してみた。
もちろん中国語なんか知らないので適当に漢字をならべる。
「我 来 日本」「お~」
通じたらしい。
その後、あやしげな筆談で、彼女は北京から来たこと、
息子さんがエジンバラの芸術大学?で建築学の研究生をやっていること、
彼女は日本にも来たことがある、などがわかった。
彼女はまるで英語がわからず、乗務員の兄ちゃんが
「飲み物はお茶にしますかコーヒーにしますか」
とか聞いてるのもわからないようだったので、代わりに取り次いでやったり
などしたら大いに喜ばれ、飛行機が揺れて飲み物がこぼれたら
すかさず(これがかなりすばやい)ナプキンを取り出して拭いてくれたり、
おばちゃんぽく好意を示してくれた。

エジンバラの空港では、到着の最前線で彼女の息子とその友人が
待ち構えていた。おばちゃんから事情を聞いた息子さんが、大声でワレワレに
「謝謝!!」と叫んだ。
さんきゅーってゆってくれよ。

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最初の買い物

ヒースロー空港に着いた。やっと着いたわけだがこんどは
エジンバラ行きの国内線に乗り換えなければならない。
待っている間、さっそく一服した相方がこんどは売店に出かけていった。
そしてニコニコしながらビールを2杯持ってきた。

イギリス最初のお買い物は、ビールだった。
そしてその後毎日毎日、ビールを飲み続けるのだ。

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2004/06/27

いや、そのほうが健康にはいいんですが

今回乗った飛行機には、日本人がものすごくたくさん乗っている。
特にエコノミークラスは日本人のほうが多いんじゃないかというくらいだ。
加奈さんが旅行前に言っていた
「イギリスはどこにでも日本人がいるわよ」
という言葉が思い出される。

ふと相方が
「おとなしく乗っているのは日本人だけだな」
と言った。

その視線の先には、せまいエコノミークラスの座席に耐えかねたのか、
肘掛の「上に」「窓を向いて」座っている西欧人の女性。

相方が言うには、さきほどは旦那(彼氏か?)のひざの上に
座っている女性もいたそうだ。
ひざの上に座って・・・もちろん旦那のほうを向いてだ。
相当体格のよい(婉曲的表現)女性だったらしい。

まあ、血行はよくなるかもね。

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客室乗務員という職業

日本では一般的に、旅客機の乗務員の女性は
美しく、教養があり(英語ができるというイミ)、親切、
という定評がある。そうでないと話のネタにされるくらいだ。
成田のホテルから空港へ向かうバスにも、たくさんの
女性乗務員が乗ってきた。国籍は不明だが、姿や話している言葉から、
東アジアもしくは東南アジア方面の路線に勤務している人たちの
ようだった。
朝早いのに、みんなきれいにお化粧している。
髪型も整っている(いまどきシニヨンだったりするが)。
もちろん、化粧しなくてもきれいな人たちなのだろう。

しかし、英国航空に乗ると、そんなのはアジアだけなんじゃ、
と思い知らされる。
乗務員には男性も女性もいる。しかし、
「きれいな女の人」
は乗っていない。
ちょっと体格のよい(婉曲的表現)の西欧人の女性と、
品川あたりでも見かけそうな何の変哲もない日本人の女性しか
乗っていない。

わたしは英国航空を利用するのは2回目なのだが
(とか言って海外旅行自体2回目なのだが・・・つまりBAしか利用したことがない)、
前回もそんな感じの乗務員だった。

イギリスでは客室乗務員(の女性)に関しては神話は存在しないのか。
イギリスではきれいな女の人はどんな仕事をしているんだろうか。

それはさておき、英国航空の日本人客室乗務員(女性)は
みんな態度が悪い(しつこいが利用は2回目)。
人の目を見て話さない。「恐れ入ります」がいえない。
日本人にはめんどくさそうに、一見してアチラっぽい人には楽しそうに
接している。
彼女らにしてみれば、せっかく海外の航空会社に就職したのに
なんで日本人の世話なんかしなきゃいけないんだ、くらいの
気持ちなのかもしれない。
前回(つまりはじめての海外旅行のとき)
「紅茶にミルクは?え?入れないんですか?!」と
言いやがった女乗務員がいて、今回対応のいい人がいたら
忘れてやろうと思っていたが、よりムカツキが強化されてしまった。

英国航空ご利用2回目にして、はなはだしい偏見を持っております。

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つまらない話

旅行の準備の中で楽しいけれども面倒な作業、それが
「荷物を詰める」だ。
何を着ようか、とかアレも持っていこうかな、とか考えるのは
悪くない。

しかし、スーツケースは有限だ。
しかも学生時代にイスタンブルで「見切り品特売」で買った
わたしのスーツケースは小さくてボロくて、
服を詰め込んだだけでいっぱいになってしまった。
洗面道具は・・・化粧品は・・・ドライヤーは・・・
全部、新品ピカピカの相方のスーツケースに収納。

空港では、日本人もアチラ人も、みんなとても大きな
スーツケースを持っていた。
デカいと思っていた相方のスーツケースさえ小さく見える。

しかし何人かは小さなスーツケースを持っていた。
みんな旅慣れたふうのビジネスマン(ウーマン)だ。
はっはっは、旅慣れた人は最小限の荷物しか必要と
しないのだよ。たとえばわたしのように。
などとそっくりかえっているうちに手荷物検査の列が先に進んでいく。

旅慣れたビジネスマン(ウーマン)のみなさんは、
全員ビジネスクラス(とファーストクラス)の方面へ
進んでいった。
エコノミークラスの列で小さい、ボロいスーツケースなのは
わたしと、どっかの有色人種のにいちゃんだけだ。

鉄道のチケットに書いてあった注意書きを思い出した。
「食堂車の利用について:一等車ご利用のお客様はいつでも
食堂車をご利用できます。二等車ご利用のお客様は
一等車のお客様が利用していないときのみご利用が可能です」

オマエは二等車の人間じゃないかっ、とどっかから声が降ってきた・・・

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かみ合ってません

ところがこのお城、予約が取れたらしいのだがびみょーに
意図が伝わってない。
申し込みのときにクレジットカードの番号を書かせたりとか
したくせにメールで再度要求してくる。
カード番号を送ってやると「1名さまご予約いたしました」とか
返事が来て、「ちげーよ、2人分だよ」と書いてやらねばならない。
そして念のためと思い「チェックインは夜の8時になりそうだ」と書いたら
「チェックインは午後3時より可能です」・・・
なんかかみ合ってない・・・
最後に「晩御飯を食べられるところはあるか」とたずねたところ、
返事が返ってきた。
「レストランにて2名さま分のお席をお取りしております」
大丈夫なのか、城・・・
(ちなみにこのへんのメールのやり取りはぜんぶ人にやってもらった)

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カッスル

やっと旅程が決まったので、次はホテルだ。
エジンバラとロンドンの宿はすんなり決まったが、
途中1泊だけするニューカッスルあたりの宿がなかなか取れない。
よさげなB&Bなども満室だ。
だがこのあたりは「ハドリアヌスの防壁」
(ローマ人が北方からの侵入を防ぐために作ったブリテン版
万里の長城)
なんかがあってそれなりに観光名所のはずなので、宿屋のひとつやふたつ
くらいあるはずだ。
と思ってそのへんの地名を入れてぐぐってみたりしていると、相方が、
「これ、どう」
と言った。
お城だ。
子供のころ読んだ本に出てきたヤツとそっくりだった。
ちょっと値段が高かったが、お城だからしかたない。日本で姫路城に
泊めてもらうようなもんではないか(←それは言いすぎ)。
いや~、インターネットってすばらしいッスね。

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