2006/12/11

インフルエンザ予防接種その後

というわけで迷っていた予防接種の件、結局行ってきた。

近所の「内科・小児科」を掲げている開業医に行ったら、1時間待たされた挙句いきなり断られて驚く。

「産婦人科がOKと言っても内科としてはダメです」とか言われて、わざわざワクチンの添付説明書を渡される。そんなら問診表にでっかく「うちは妊婦不可」って書いとけ、ばかやろー。

なんか釈然としなかったので家に帰ってからもイライラしてたら、次の日の朝その医院から電話がきた。

「その後いろいろ調べたら問題ないことがわかりました。よろしければおいでください」

だって。

いろいろっつうのはこのへんでも見たのかな~と思いながら再度出かける。

「きのうはどうもすみませんでした」「いえいえわざわざご連絡いただきまして恐縮です」「大丈夫ならあんな書き方(添付説明書のことだろう)しなきゃいいと思うんですけどね、すいませんね」

製薬会社に問い合わせたのかなあ。

あとは普通に体温測定、聴診、注射、その後30分経過観察、で終了。現在に至るも特に問題なし。年末に再度接種する(ブースター効果とかいうやつ)。

調べて、連絡くれるという開業医さんのフットワークにちょっと感動した。子供の「かかりつけ」になってもらおうか。

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2006/12/04

デブはロクなことがないという話

というわけで近頃お医者さん関係のブログやサイトばかり見ているわけだが。

今回のは元検弁護士のつぶやき:昭和大学藤が丘病院腹腔鏡手術死亡事故というエントリで、管理人さんは法曹の方だが医療訴訟関係のエントリが多くお医者さんのコメントも多い。

一般人として読んでいるとまあ、いろんな感想を持ったりするわけだけどそれは別の機会にして、このエントリでたぶんお医者さんと思われる人からの興味深いコメントが。

教科書的に肥満患者の方が腹腔鏡手術が困難であることは記述されています。
ただし適応については術者の技量に依存しますが。
開放手術も含め肥満患者に手術するときは全体に脂肪が多くて
手術もやりにくいですし、術後の合併症も多いです。
料金に肥満割増料金をつけてほしいくらいですよ(笑)。

肥満の患者さんは,麻酔も手術も大変です.内視鏡手術だけでなく開腹術でも非常に苦労します.脂肪だらけでメスは切れにくくなる,視野は狭く操作も大変...
麻酔にしてもマスク換気も重たい,気管挿管して人工呼吸してもすぐに無気肺ができる.硬膜外麻酔や脊椎麻酔は棘突起も触れず背中の正中も判らない.本当に割り増し料金を頂かないと,割りに合わないです.
つまり,肥満だから内視鏡手術を避け開腹術を選択するというのは適切とは言えないと思います.どちらも大変です.

これで思い出したのだが、以前別のところで産婦人科のお医者さんが、「ものすごい太った、自己管理のできていない妊婦が突然お産にやってきた。産道が脂肪でうんと狭くなっていて、赤ちゃんの様子もまるでわからず難儀した」とグチっていた。

つまりデブであるということは、糖尿病だのもてないだのというリスクのみならず、余計なところで外科系のお医者さんを緊張させ、処置における手違いなどの潜在リスクをも高めてしまうのである!

このへんまで含めてデブの生涯リスクとか考えて、保険を作ったらどうなるんだろうなあ。

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2006/12/02

悔いのないように。

インフルエンザ予防接種については引き続き考え中。

さて、昨日の検診では通常の諸チェックのほかに、「子宮収縮剤(陣痛促進剤)の使用に関する説明書」「吸引分娩・鉗子分娩についての説明書」「診療に関する同意書」について医師から説明があった。どういうときにこれらの処置を行うか、合併症としてどんな可能性があるか、危険性を回避するためにどのような措置をとっているか、などだ。実際に処置を行う際にも説明するが、切羽詰っていることも多いのでこうして事前にも説明して署名を本人と夫からもらいたい、とのことだった。

「診療に関する同意書」には、

医師からの説明を理解できましたか。

 □理解した。

 □まあまあ理解した。

 □理解できなかった。

理解できなかった部分、もう一度詳しく説明してほしいことがありましたらご記入ください。再度ご説明します。

とあり、これに記入した上でさらに同意するかしないか、をも記入するようになっている。

なかなかよくできていると思う。「まあまあ理解した」ってどういう意味だ?とかつっこみどころはあるが。

ここの病院の組織体制はよく知らないが、企業の冠つきのためか、法務関係がしっかりしているような気がする。母親学級でも「妊娠・分娩時の主な異常」についての説明があって、その中で「この病院では36週未満の早産児を管理することが困難です」と24ポイントくらいの太字で強調するとともに、母体搬送についても説明があった(「常に決まった病院へ搬送できるわけではなく、その時点で産科、新生児科に空床のある病院をさがし搬送する」とある)。

特に人の命を扱うわけでもない自分のふだんの仕事ですら、関係先としばしば「言った、言わない」のやりとりが発生して「ログを残す」ことに異常に気を使っていることを考えると、病院しかも産婦人科でこれくらいやるのは、身を守るためにはむしろ当然だと思う(お医者さんブログを読んでいると、同意書があっても裁判で認められないこともあるそうだが)。

わたしの担当医師は、丁寧かつ穏やかな話し方の人で、赤ちゃんに会うことを楽しみにしている様子が感じられて人気があるらしい。その医師が、「吸引分娩・鉗子分娩」について説明しながら、「高血圧合併妊娠」にマルをつけて「奈良の事件の妊婦さんはこれだったんですがね、……」とさらっと言ったとき、「先生はあの事件についてどう思ってるんですか」と尋ねてみたい気持ちに駆られた。が、困らせてはいけないと思って黙った。

全国で産婦人科と小児科がどんどん減っている。すでに人口30数万のこの自治体でも、個人クリニックでは分娩を扱わない「産科オープンシステム」となっていて、この病院とあと2つの大きな総合病院しか分娩を扱っていないと助産師が言っていた。隣接する自治体からは妊婦を受け入れるが、隣の県の人は里帰り以外受け付けないそうだ。

さて、説明書にはいろいろ医学用語も出てくるが、そのあたりはgoogle先生に聞けばたいていわかる。帰宅してから「ラミナリア」とか「メトロイリンテル」とかは自分で調べた。

ところで「海藻」をつっこむというのを最初に思いついた人はエラいと思う。

また子宮収縮剤については、説明書には「子宮頚部の熟化の状態に応じて、下記のいずれを使用するかを決めます。□オキシトシン製剤:…… □プロスタグランジン製剤:……」とあったので、どっちがどうなのかと疑問に思ったところ、ちゃんと満期産における前期破水に対するプロスタグランジンとオキシトシンの比較というリッパな論文が存在するのであった。

どうでもいいが、「オキシトシン」を当初「オキシトキシン」と読んでしまい、「なぜそんな毒物のような名前を??」とか思ったら一文字多かった。オキシトシンは「人を信用させるホルモン」としても有名らしい。

「お産を甘く見るんじゃない」は母の口癖だ。母はわたしを産んだ後、子宮外妊娠の処置が遅れて死にかけ、また弟の出産の時にも大量出血で死にかけた。わたしを産んだときは、自分は問題なかったが赤ん坊(わたしだ)の首にへその緒が巻き付いて、子供のほうが死ぬところだったらしい。「はじまるまでどんなに元気にしていても、何が起こるかわからないんだからね」という。

もし何か起こってしまったら、そのときはがんばるしかないわけなので、それまでにできることといえば、「起きるかもしれない何か」について知っておくことと、できるだけ回避できるよう養生することくらいだ。

また今日も散歩にも出ずひきこもってしまったが……。

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2006/12/01

意思決定のしかた

きのうは37週の検診だった。

血液/尿検査、血圧と体重の測定、胎児の位置と心音の確認、子宮の張り確認、といつものコースのあと内診があったが、いつもどおり特に注意すべき異状もなく、胎児の頭も降りてなく、子宮口もぜんぜん開いてない、ということで流れるように終わった。

ふだんはここで次回の予約をして終わりなのだが、今日は聞きたいことがあったので尋ねてみた。インフルエンザ予防接種について。以前、このへんで妊婦のインフルエンザ予防接種について読んだことがあったので、見解を聞いてみようと思ったのだ。

答えは、

「インフルエンザの予防接種は、アメリカでは老人と並んで奨励されていますが、日本ではデータが不十分なのでとくに奨励されていません。ただワクチンについては14週以降であれば赤ちゃんへの影響はほとんどないと思っていいです」

だった(あとでいろいろ調べたが、どこでも同様の見解のようだった)。

さてこれを聞いてどうするか……?

■予防接種したほうがよさそうと思われる理由

・インフルエンザは発症するとけっこう辛い。しかも熱さましそのほかの対症療法系の薬はたぶん飲めない。そうすると子供の世話をするのが大変。

・自分はこれまで予防接種して副作用的症状が出たことがない。

・胎児への影響はあまり考えなくてよさそうだ。

■予防接種は必要ないと思われる理由

・この10年、予防接種をした年もしない年もあったが、毎日人ごみにもまれる通勤をしていたにもかかわらず、インフルエンザを発症していない。同居人も同様。

・産休に入り、人の多い場所にでかけることがますます減った。子供が生まれた後も、1ヶ月はどこにも行かないだろう。

・予防接種を受けるために内科へ行ったら、逆に別の病気をもらってくるかもしれない。

うーん。まだ悩んでいる。

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2006/11/26

今年の風邪とブログのちから

近頃、お医者さんのブログをたくさん読んでいる。

お医者さんは知的水準が高くて文章がうまい人が多い。あと多忙だけれどもアクセス監視とか余計なことをする組織には属していないので、勤務時間の空きを使ってマメに更新する人が多い。医療崩壊などのシビアな話から現場の心温まる話、いろんな立場の人を巻き込んだユカイな話などいろいろ読める。

で、医療崩壊や悲惨な勤務状況など、関係者でなくとも気にしておいたほうがいい深刻な話もあるんだけどそれは今回はおいておいて、ぐるぐる回ってるうちに最近気がついたこと。

この冬の風邪は、お腹にきますよー。

複数の小児科のお医者さんが、「今年はノロウイルスが多い」と書いている。

ノロウイルスは、「感染性胃腸炎」の原因になるウイルスで、嘔吐、下痢、発熱が主な症状らしい(「牡蠣にあたる」の原因でもあるようだ)。過去10年間で最も患者数が多いという話もある。「ロタウイルス」というのも(特に子供の)嘔吐下痢症の原因になるようだが、それよりタチが悪いらしい。大人もひどい目にあっている人が多いようだ。

んで、自分が目を通しているおいしゃさんブログを書いている先生方は、それぞれ日本全国のいろんな場所で診療を行っているのだが、それでもそれらの方々がいっせいに(まさに同じ時期に!)「今年はノロが多い…」と書き始めているのだった。

まだマスコミでもそんなに取り上げてないのに(自分が新聞読んでないだけかもだけど)、あちこちから時期を同じくして同時発信される情報……。まさにロングテールじゃありませんか~!!じーん。

会社の検索ログクエリとか見たらもっといろいろわかりそうだなぁ。誰かに頼んでみるか。

今日面白かったネタ⇒小児科医由来のグロブリン製剤は最強

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